せつこの兼業投資家日記

銘柄に関する内容・日々の記録など

複利は人類最大の発明である

アインシュタインの言葉です。

20世紀最大の物理学者として名高い天才をして、人類最大の発明とまで言わしめたのは、経済における「複利」の概念です。

(もっとも、調べてるうちに、行き過ぎた資本主義への皮肉として言っていたという記述がされているサイトもありましたが。真意については不明です)

 

現在も世界トップクラスの資産家、投資の神様こと「ウォーレン・バフェット」も複利の効果を非常に重要視しており、最も有名な自伝の名前は「SnowBall

(日本語で雪玉、大きくなる速度がどんどん早くなっていくことから、複利運用の意味で使われます。日本語でもよく「雪だるま式に借金が増えていく」なんて言いますよね。)

 

 

 

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複利って何?

例えば、銀行の預金利息をイメージしてください。

1.あなたは100万円持っているとします。

2.利息は1年で10%つくものとします(今どきそんな利息ありえませんが。笑)

3.税金については考えないものとします

Q) あなたは10年後いくらお金を持っているでしょうか??

 

回答1) 200万円

毎年10万円ずつ貰えるので、10万円×10年=100万円

元々の100万とあわせて200万円持っている。

これが単利の考え方です

 

回答2) 約260万円(計算はできないが200万よりは多い)

多くの方がなぜ?となるのでしょうか、それともピンと来る人が多いのでしょうか?

まず1年目に10万円をもらったら、それをさらに預金にします。

すると2年目にもらえる10%の利息は11万円になります。

同じくその11万円を預金にします。3年目の利息は12万1千円です。

これが複利の考え方です。

 

毎回もらえる利息分などを元金に足して、元利の合計にさらに利息がついて...

というのを繰り返していくのが複利運用です。

 

 

複利と単利でどれだけ金額に差がでるの?

上記した年利10%の計算では、10年で複利と単利とで60万もの差が生まれました。

皆さんお気づきかと思いますが、時間がたつほど加速度的に差は開いていきます。

 

上と同じ条件で20年がたちました。

単利では毎年10万の利息をもらい、合計300万円です。

複利では毎回利息を元金に組み込み、約730万円。

その金額の差はなんと430万円です。(複利周期半年で計算の場合)

同じ金額を、同じ期間運用しているにも関わらず、利息を元金に足すかどうかで、倍以上の差が生まれます。

 

・・・なんとなーくすごさが少し伝わったでしょうか?笑

当ブログにも度々名前を出している、バフェットですが、年利23%近くを40年近くに渡って出し続けてきました。どれほどまでに複利の効果を得てきているのでしょう?

その資産なんと約9,000,000,000,000円です。9兆円です。

毎日仕事で数字ばかり眺めている私も0の数が多すぎてスグには数えられません。

 

複利効果を得るためには何をすれば良いの?

これまでの説明からも分かるように、複利効果は「長い時間をかければかけるほど雪だるま式に大きくなっていきます。つまりできるだけ早くから投資を始めることです。

勿論人それぞれ家庭の事情があります。

月に100万円を出せる人もいれば、月1,000円を捻出することが厳しい人だっていることでしょう。

とは言え、今では投資信託なども100円くらいの小銭から買えるようになってきています。その100円、1,000円が複利の力を得て、10年後20年後にはそれなりの金額を生み出す原資になっているかもしれません。

 

投資信託でも複利の効果は得られるの?

預金や株式は、利息や配当が出るから何となくイメージできるけれど、投資信託には配当が出ないものも結構多いけど、それでも複利になるのでしょうか?

→なります。

投資信託は、株や債権などで運用されており、得られた利息や配当もそのまま投資信託の財産に組み込まれていきますので、投資信託の基準価額は複利運用後の成績ということです。

 

ドルコスト平均法やつみたてNISAなどと上手く併用しつつ、きっちり複利の効果も享受してゆっくりと資産を作っていきたいものですね。

 

 

 

 

投資で損をしないための、最初の一歩は

「自分がよく分からないものには投資をしない」

ことです。このブログが皆様の「分からない」を少しでも減らすお手伝いができれば幸いです✨

 

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