こんにちは、せつこです。
仕事柄、投資に興味をお持ちの方とお話をする機会が多いのですが
(証券会社ではないですが。笑)
「投資っていくらくらいから初められるの?業績の良い会社の株はもう高くなっちゃってるから買えないんじゃないの?」
ということをよく聞かれますので
「良い会社の株は高いのか?悪い会社の株は安いのか?」
という内容について書いてみようかと思います。
良い会社の株は高い!は間違い!
見出しで結論を言ってしまっておりますが。笑
まず、一般的に言う良い会社とは
①業績が良く
②財務状態が良く(借金が少ない等...)
③皆知っている
といった会社が当てはまるかと思います。
上記を満たすような会社の株の値段はどうなっているでしょうか。
例えばこんな会社が...
<パナソニック>
2021年1月現在で1株1,300円前後
100株*1,300円=130,000円で株主になることができます。
コロナによる暴落が最も大きかった2020年3月には70,000円ほどで購入が可能でした。
<三菱UFJファイナンシャルグループ>
言わずと知れた日本最大の金融グループ
同じく現在の株価は約495円
つまり100株購入してもわずか49,500円です。
その他にも三井不動産なんかも20万ほどで購入できますし、野村證券だって6万円前後、第一生命だって18万もあれば購入できてしまいます。
勿論、20万円は大金ですし、ポンと出せる金額ではないかもしれません。
が、投資として考えた場合、日本を代表するような企業の株でさえ、そのくらいの金額で購入できます。決して
「良い会社の株はすでに価格があがってしまっているから、今更購入はできない!」
と諦めなければならないほどの値段ではないはずです。
ただし一部例外的に非常に高額な株も...
優良企業の株でも、30万もあれば1単位以上は買うことができることが多いです。
ただし一部、非常に高額で一般人には中々手を出せないような銘柄も存在します。
(株式分割がなかったり、新株発行がなかったりという原因については割愛します)
<ファーストリテイリング(ユニクロ)>
1株92,000円前後です。
100株でなんと920万円近くになります。
1単位買おうと思うと1000万近い金額が必要になり、我々一般人には縁遠い銘柄の一つです。
<任天堂>
こちらも1株66,000円近く
購入には660万円ほど必要になるということですね。
もちろんこれらの銘柄も素晴らしい企業です。
ただ誤解しないでいただきたいのが、
「高い株価の会社が、業績の良い会社ではない」ということです。
株価の低い会社は悪い会社...?
先程、株価が高いほどよい会社ではない、とお伝えしました。
と、いうことは逆に言えば、
「株価が低いほど、悪い会社ではない」と考えられるかもしれません。が、
(中級者以上の方は、初心者向けに書いている私のブログはおそらく見ていないだろうという仮定のもと)
誤解を恐れずに言うのであれば、あまりにも株価が安い会社は、何らかの問題を抱えている場合が多いです。
この場合に、私の言う「株価の安い」とは1株あたり100円を切るような会社です。
理由を書くと少々長引いてしまうので割愛しますが、大抵は赤字続きであったり
資金繰りが厳しく、事業で得た利益をほとんど借金返済にまわしているような企業であったり、市場でのシェアがどんどん縮小していっているような企業が多いです。
※もちろん全ての低位株がそうとは言いませんし、そういった企業への投資で儲けることのできる人がいるのも事実ですが、初心者の方にはオススメしません。
まとめ
お伝えしたい要点をまとめると
①優良企業でも、手頃な値段(5万~30万ほど)で買うことができる。
②株価が高いほど良い会社というわけではない。
③ただし(1株100円を切るほど)株価の安い企業は何らかの問題がある場合が多いので、初心者の方にはオススメできない。
といった内容になります。
また、上で紹介したような非常に高額な銘柄であったり、1度に10万を超えるような金額は用意できない!
といった方でも投資信託やETFなどを利用することで100円、1000円単位から投資を始めることのできるサービスもあります。
それでは皆様も良い投資を!