こんばんは✨
最近我が家では、母がぬか床を作り始めました。
米糠とカツオ節、干し椎茸、昆布、煮干し、唐辛子などでチャレンジしております。
私は横で眺めていました、せつこです🌵
子供の時は美味しいと思わなかったけれど、やはり味覚も変わっていくものですね💦
さて、本日は 先日のお約束どおり
iDeco(個人型確定拠出年金)について、できるだけ専門用語を使わず、簡単に紹介していきます✨
iDecoって何?
iDecoを理解するために、なぜこの制度ができたかを簡単にお伝えします。
現在、日本では少子高齢化が世界一といってもいい程に進んでいます。
その中で、「年金の破綻」とかって聞いたことがあるかと思います。
年金を払う世代が減り、逆にもらう人間は増え続け、お金がなくなるという話ですね。
国としては、年金が今後減っていくことは分かっています。そこで
「もう公的年金だけで老後を過ごす程の金額を支給するのは難しいから、自分でお金を積み立てて、自分だけの年金を自分で作ってね。それをしている人には少し税金面で優遇する制度を作ったよ~」
それこそが「iDeco」です。
何ともまあ無責任な話ですが、少子高齢化を食い止められなかった以上、今更解決策はありませんので仕方ないですね。
せっかくできた制度ですし、お得であるならば私達小市民は、上手に活用していくしかないのです。
自分だけの年金って?
自分だけの年金といっても、実際に年金機構などにお金払うわけではないです。
銀行や証券会社、保険会社などにiDeco口座を作り、そこに毎月自分で決めた額のお金を払って商品を買うといった形になります。
・・・商品を買うって??
iDecoでは、預けたお金をどうやって運用するかを自分で決める必要があるのです。
主流は「投資信託」です。
ただ投資が怖いという人には「定期預金タイプ」などもありますし、同じ投資信託でも値動きの大きいものから小さいものまで様々です。
つまり「自分で決めた金融機関」で「自分の決めた月額」を「自分の選んだ商品」で運用していくということです。
ただし引き出しは60歳になるまでできません。
iDecoのメリット
上の説明だけですと、ただ積立投資をしているのと何が違うの?
と思われる方もいるかもしれませんね。
そのとおりです。
やっていることは基本的に積立投資をしているのと全く同じです。
ただしiDecoの場合は積み立てた金額が全額「所得控除」になるのです。
(年末調整で経費として認められ所得税が返ってくること)
年末調整についてはコチラ👇
つまり、額面通りの金額は積立として口座に残ります。
それに加えiDecoとして積立したうちのいくらか分、税金が返ってくるということです。
どれくらい税金は返ってくる?
これはその人個人個人の給料の大小によって変わります。
何故なら「所得税」は給与の大きい人ほど税率の高くなる「累進課税」という制度だからです。
まず、iDecoには年間で金額の上限があります。
通常サラリーマンであれば月あたり23,000円=年間276,000円まで積立可能です。
(事業主の方や、公務員の方は上限が異なります。)
①年収(額面給与) 300万円の人の場合
所得税と住民税があわせて約41,000円ほど安くなります。
②年収(額面給与) 600万円の人の場合
所得税と住民税をあわせて約55,000円ほど安くなります。
③年収(額面給与) 1,000万円の人の場合
所得税と住民税をあわせて約85,000円ほど安くなります。
積立した276,000円に加えて、上記の数字分税金が安くなるということです。
注意点
この安くなる税金はあくまで「所得税」と「住民税」です。
iDecoについて調べると、専業主婦(夫)でもできると書いてありますね。
その場合この安くなる税金部分がもともとゼロなので、ハッキリいって意味ないです。
そういった方の場合は圧倒的に「積立NISA」のほうがお得になっているのでそちらを利用してください。
どうやって始めるの?
まずは運用会社を選ぶ所からです。
ネット証券会社、地元の銀行、いつもお世話になっている保険屋さんなど、様々なとこでiDeco制度は活用されています。
また会社によって、扱っている商品が全然違います。
基本的に、どうしてもここでしたい。付き合いがある。
とかでなければ、商品数も多く、運用手数料も非常に安い「ネット証券会社」をオススメします。
いずれにせよiDecoの資料を請求します。
すると加入に必要な書類が郵送されてきますので、そちらに沿って進めていきます。
ただ注意点ですが、職場に書類を提出し、ハンコなどを貰う必要があります。
あなたがそこで働いている証明を貰わないとダメなのです。
あなたの会社が50人~くらいの規模の会社であれば、おそらくすぐに手続きしてくれるでしょうし、慣れているかもしれませんが、~10人くらいの会社の場合、これまでに手続きをしたことがない場合などもあるかもしれません。
その場合は多少、書類の進みが遅くなってしまうことがあるかもしれません。
iDecoのデメリット
①書類を職場に提出する必要がある。
これはすぐ上に書いた通りです。職場の規模によっては、少し時間がかかったりするかもしれませんね。
②60歳までは引き出せない
途中で積立を辞めることは可能です。ただし引き出しはあくまで60歳になってからしかできません。(2019年9月現在)
③受取時に税金がかかる。
積立しているときは税金を減らしてくれますが、受取時には逆に払う必要があります。ただし退職金扱いにできたり、年金タイプにできたりと、かかる税金を抑えるための対策はあるため、会社の経理担当者や、iDecoの口座を作った会社に問い合わせすることである程度回避はできます。
(会社側の退職金が少ない場合は退職所得控除をiDeco側で使うこと、年金タイプにし公的年金等控除を使う)
④商品を自分で選ぶ必要がある。
これは必ずしもデメリットではないですが・・・
もともと投資をしている人間からすれば、顔も見たこと無い人間にお金を預けた結果、将来もらえる年金はどんどん減っているという現状に比べ、あくまで自己責任で好きなものを積立できるのでよほど気が楽です。
ただしこれまで投資をしたことがない方からすれば一体何を選べばいいのやら・・・
となりかねませんよね。
今後オススメの運用会社や商品などもご紹介していければと思います。
後記
iDecoという制度ができた経緯はおいておくとして、制度自体は上手に使えば大変オトクな制度です。
私事ですが、私もメリット、デメリットを考慮した上で、ネット証券会社で月額最大の23,000円をiDecoで積み立てています。
2019年現在、27歳ですので残り33年の積立期間があります。
今後も積立をやめなければ、すでに積立済の部分とあわせて60歳時点で元金が約930万円くらいにはなる予定なので、気長に続けていくことにします✨
老後2,000万円問題などが取り沙汰される今こそ、皆さんもご一考されてはどうでしょうか😆
投資で損をしないための、最初の一歩は
「自分が分からないものには投資をしない」ことです。
このブログが皆様の「分からない」を減らすお手伝いができれば幸いです✨