せつこの兼業投資家日記

投資で損をしないためには「自分がよくわからない」ものには投資しないことです。 一緒に勉強していきましょう✨

バリュー投資って何?

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こんにちは✨

朝晩は随分涼しくなってきましたね✨

季節の変わり目は体調を崩しやすいので皆さんお気をつけ下さい😆

 

先日は株式投資の花形でもある「グロース投資」について簡単にご紹介しました。

 

www.settsun.work

 

今日はグロース投資とはセットで語られることの多い「バリュー投資」について簡単に説明していきます。

 

 

 

バリュー投資って何?

 

グロース投資」を先日紹介したときに、「現在の業績や財務状況は決して良いとは言えないが、将来性がある」会社を買うことが多いとお伝えしました。

 

バリュー投資」はその逆であることが非常に多いです。

つまり「現在の業績や財務状況は非常に良いが、将来的な発展があまり見込めないために株価が伸びていない」会社を買っていく手法です。

 

業種を例として上げるならば

<グロース投資>

IT AI 新興企業 介護 医療 バイオ 等々

<バリュー投資>

銀行 倉庫 物流 運輸 電気 ガス 等々

 

株をやったことのない人が見ても、どちらが今後発展していきそうなグループかぱっと見で分かるんじゃないでしょうか?

ただ、(当然例外はありますが)下のグループのほうが「現時点では」業績が良いことが大半です。

 

将来性をとるか、現時点の優秀さ(割安さ)を取るかといった選択をするわけです。

 

 

バリュー投資のメリットは?

 

おそらく上の話を見ると、大半の人は「株価が将来伸びていかないと儲けられないんだから、今が多少悪くても将来性がある方を選んだほうがいいのでは?

と思われるのではないでしょうか?

当然それはもっともな意見です。

 

バリュー投資のメリットとしては

 

(1)倒産の心配が少ない。

新しい設備投資や、研究開発をし続けないとダメな会社(ITや製薬等)は資金を大量に必要とするので、ある程度の借金をしていることが多いです。

新製品やサービスが上手く行かなかった場合、資金繰りが厳しくなり最悪の場合倒産等もありえますが、バリュー株の場合は、すでに潤沢な資金を持っていたり、借金が非常に少ない(or0)ということもありますので資金繰りの悪化からの倒産ということは少ないです。

 

(2)下落に強い

バリュー銘柄は一般的に、

・「成熟した大企業」であることが多いこと。

・「景気に左右されにくい事業(生活必需品やインフラ等)」をしていることが多い

・「多少の外部要因に耐えられる体力(資金力)」を持っていること

などから、不景気であったり下落相場であっても比較的に株価が下がりにくいです。

 

(3)銘柄を選びやすい

「グロース投資」の場合は、目に見えない将来良くなるだろうという予測で(人によって精度高く予想はできる人もいるかもしれませんが)投資を行うことになるため、ある程度の不確実性があります。

 

「バリュー投資」の場合は「現時点でどれだけの資産を持っているか」、「これまでの年度はどれだけ儲かっていたか」過去のデータを基に投資をするので会社を選ぶ際の自分の意思をへらすことができます。

 

 

バリュー投資のデメリット

 

(1)成果が出るまでが遅い

バリュー銘柄の株価が上がる時は、「何らかの新事業が上手く行った時(M&Aなど含む)」、「何らかの影響で割安に放置されていた株価が見直される」などのタイミングですので、それがいつになるかは分かりませんし、もしかしたら10年待っててもそういった株価の見直しが入らずに割安に放置され続けるかもしれません。

 

(2)業種として退屈

やはり、一年一年新しいことにチャレンジして、決算の度に伸びていくような会社というのは保有していても楽しいものです。

それに比べてバリュー銘柄は(それが良いところでもあるのですが)何10年と同じことを続けてきている会社であることが多く、業績も安定しており、決算書にも目新しい内容はなく・・・と保有していることを少し忘れているくらいで丁度いい銘柄が多いです

 

(3)上昇相場に置いていかれる

全体として好景気になり、様々な会社の株価が上昇していくような局面では、バリュー銘柄というものは置いていかれる事が多いです。

先程メリットの点で、不況時にも安定して供給する業種であるとお伝えしましたが、裏を返せば、好況時(消費が伸びる時)にもそれほど大幅に伸びる業種でないということです

 

例えば、贅沢品...グロース株ということで「ライザップ」としましょう。

バリュー銘柄として「○○電力」としましょう。

 

<景気が悪い時>

皆お金が無い時に、グロースである「ライザップ」に1セット100万近くの金額をかけてダイエットするでしょうか?

逆に、不景気だからと電気代を0に抑えることはできるでしょうか?

贅沢品は消費が減らされますが、生活必需品をへらすのには限界がありますね。

 

<景気が良い時>

こういった時には、グロース銘柄、贅沢品でもある「ライザップ」には人が殺到してどんどん業績を伸ばしていくでしょう。

逆に、景気が良いからといっても電気代が2倍、3倍になることはまずないでしょう。

景気が良いときには、贅沢品はどんどん販売数を伸ばしていきますが、生活必需品を2倍3倍消費することはありませんよね?

 

 

まとめ

 

「グロース投資」が良いか、「バリュー投資」が良いかは完全に個人の好みの問題でもあります。どちらが優れていて、どちらが劣っているということはありません。

 

まとめとしては

 

上昇相場(景気の良い時)ではグロース投資のほうが強い

下落相場(景気の悪い時)ではバリュー投資のほうが株価が下がりにくい。

 

アタリもハズレも大きいのがグロース投資

アタリもハズレも比較的小さいのがバリュー投資

 

未来を予測するのがグロース投資

過去の積み重ねを評価するのがバリュー投資

 

といった感じでしょうか・・・?笑

 

私個人は仕事柄(税理士法人)ということもあり、企業の決算書や財務諸表を見ることが苦ではないことや、守備よりの投資が好きなのでほぼ「バリュー投資」一辺倒です。

ただ、日々新しいことに挑戦している新興企業などを持っている方を見ると、非常に楽しそうだなぁ・・・と羨ましくなることもしばしば。。。笑

 

あなただけの投資スタイルを確立していくことが大切です✨

何かの参考になれば幸いです🌵

 

投資で損をしないための、最初の一歩は

「自分が分からないものには投資をしない」ことです。

このブログが皆様の「分からない」を減らすお手伝いができれば幸いです✨ 

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