
「株ってよく聞くけど、結局なんなの?」
そう思ったことはありませんか?
ニュースでは「株価が上がりました」「株価が下がりました」と言っています。
でも、はじめて聞く人にとっては、
「株とは何?」
「株を買うとはどういうこと?」
「株式投資ってむずかしそう」
「お金が増えることもあるの?」
「逆に損することもあるの?」
と、わからないことだらけだと思います。
この記事では、株とは何かを、できるだけむずかしい言葉を使わずに説明します。
先にかんたんに言うと、株とは会社を応援するためのチケットのようなものです。
株を買うと、その会社を少しだけ応援する人になります。
そして、その会社がうまくいけば、自分にも少しよいことがあるかもしれません。
ただし、会社がうまくいかないと、自分のお金が減ってしまうこともあります。
目次
- 目次
- 株とは何か?会社を応援するためのもの
- 株を買うとはどういうこと?会社の応援メンバーになること
- 株式投資とは?株を持って会社の成長を見守ること
- 株を持つメリットとは?よいことは主に3つある
- 株価はなぜ上がる?なぜ下がる?
- 株はどこで買える?証券会社で買う
- 株はいくらから買える?少額でも買える場合がある
- 株は危ない?株式投資のリスクも知っておこう
- 株初心者が気をつけたいこと
- 株と貯金の違いを初心者向けに比較
- 株式投資を学ぶとニュースが少しわかるようになる
- 株初心者は何から始めればいい?
- 株とは何かについてよくある質問
- まとめ:株とは会社を応援するしくみ。でもリスクもある
- 免責文
株とは何か?会社を応援するためのもの
まず、会社について考えてみましょう。
たとえば、パン屋さんを始めたい人がいるとします。
パンを作るには、いろいろなお金が必要です。
-
お店を借りるお金
-
オーブンを買うお金
-
小麦粉やバターを買うお金
-
はたらく人に払うお金
-
お店を広げるためのお金
でも、最初から全部のお金を自分だけで用意するのは大変です。
そこで、会社は「私たちの会社を応援してくれる人はいませんか?」とお金を出してくれる人を集めます。
そのときに渡されるものが、株です。
つまり株とは、会社にお金を出して応援する代わりにもらうものです。
株を買うとはどういうこと?会社の応援メンバーになること
株を買った人のことを、株主といいます。
少しむずかしく聞こえますが、意味はシンプルです。
株主とは、その会社を応援している人のことです。
たとえば、あなたが好きなアイスクリーム屋さんの株を買ったとします。
すると、あなたはそのアイスクリーム屋さんを少しだけ応援している人になります。
もちろん、お店の中に入って「今日から私が店長です」と言えるわけではありません。
でも、その会社が大きくなったり、たくさん利益を出したりすると、株を持っている人にもよいことがある場合があります。
株式投資とは?株を持って会社の成長を見守ること
株式投資とは、株を買って、会社の成長に期待することです。
「投資」という言葉はむずかしく聞こえますが、イメージとしては、
「この会社はこれからも必要とされそう」
「この会社の商品やサービスを応援したい」
「この会社が成長すれば、自分にもよいことがあるかもしれない」
と考えて、お金を出すことです。
ただし、株式投資はお金が必ず増えるものではありません。
会社がうまくいけば株の値段が上がることがあります。
反対に、会社がうまくいかなければ株の値段が下がることもあります。
つまり株式投資とは、会社を応援しながら、お金が増える可能性も減る可能性もあるものです。
株を持つメリットとは?よいことは主に3つある
株を持っていると、主に3つのよいことがあるかもしれません。
ただし、どれも必ずあるわけではありません。
ここはとても大事です。
1. 株価が上がると利益が出ることがある
株は、買ったあとに値段が変わります。
この株の値段を「株価」といいます。
たとえば、ある会社の株を1万円で買ったとします。
その会社が人気になったり、たくさん利益を出したりすると、その株をほしい人が増えることがあります。
すると、株価が上がることがあります。
1万円で買った株が、あとで1万2,000円で売れたら、2,000円のプラスです。
| 買ったとき | 売ったとき | 結果 |
|---|---|---|
| 10,000円 | 12,000円 | 2,000円プラス |
これが、株でお金が増えるしくみのひとつです。
でも、反対に値段が下がることもあります。
1万円で買った株が、あとで8,000円になってしまうこともあります。
| 買ったとき | 売ったとき | 結果 |
|---|---|---|
| 10,000円 | 8,000円 | 2,000円マイナス |
つまり、株はお金が増えることもありますが、減ることもあります。
2. 配当金とは?会社からお金をもらえることがある
株を持っていると、会社からお金をもらえることがあります。
このお金を配当金といいます。
少しむずかしい言葉ですが、イメージとしては、会社がもうかったときの「おすそ分け」です。
たとえば、あなたが友だちと一緒にレモネード屋さんを作ったとします。
友だちが材料代を少し出してくれました。
お店がうまくいって、お金がたくさん残りました。
そのときに、
「手伝ってくれてありがとう。もうかった分を少し分けるね」
というイメージです。
株でも、会社が利益の一部を株主に分けることがあります。
ただし、配当金は必ずもらえるものではありません。
会社があまりもうかっていないときは、配当金を出さないこともあります。
今まで配当金を出していた会社でも、あとから減らしたり、やめたりすることがあります。
3. 株主優待とは?商品やサービスをもらえることがある
会社によっては、株を持っている人に商品やサービスをくれることがあります。
これを株主優待といいます。
少しむずかしい言葉ですが、意味は「株を持っている人へのプレゼント」のようなものです。
たとえば、次のようなものがあります。
-
食べ物
-
飲み物
-
お買い物券
-
食事券
-
自社の商品
-
割引券
レストランの会社なら食事券、食品の会社なら自社の商品を送ってくれることがあります。
株主優待は楽しく感じやすいので、株に興味を持つきっかけにもなります。
ただし、すべての会社が株主優待を行っているわけではありません。
また、今はプレゼントをくれている会社でも、あとから内容を変えたり、やめたりすることがあります。
だから、株主優待だけを目当てに株を買うのは注意が必要です。
株価はなぜ上がる?なぜ下がる?
株価は、いろいろな理由で変わります。
たとえば、次のようなことです。
-
会社の商品がたくさん売れた
-
会社の人気が高くなった
-
新しい商品が話題になった
-
反対に、商品が売れなくなった
-
会社でトラブルが起きた
-
世の中の景気が悪くなった
かんたんに言うと、
「この会社はこれからよくなりそう」
と思う人が増えると、株価は上がりやすくなります。
反対に、
「この会社はこれから大丈夫かな?」
と思う人が増えると、株価は下がりやすくなります。
でも、未来のことはだれにも完全にはわかりません。
だから、株価をぴったり当てることはとてもむずかしいです。
株はどこで買える?証券会社で買う
株は、ふつうのお店で買うものではありません。
スーパーやコンビニでは買えません。
株を買うには、証券会社というところで口座を作る必要があります。
証券会社とは、株を買ったり売ったりするための場所です。
イメージとしては、株を買うための専用のお店のようなものです。
今は、スマホやパソコンから使える証券会社も多くあります。
ただし、証券会社によって、使いやすさや手数料が違います。
実際に使うときは、公式サイトで最新の情報を確認することが大切です。
株はいくらから買える?少額でも買える場合がある
株は、会社によって値段が違います。
数千円で買えるものもあれば、何万円、何十万円とかかるものもあります。
また、同じ会社の株でも、買い方によって必要なお金が変わることがあります。
昔は、ある程度まとまったお金がないと買いにくいこともありました。
でも今は、1株から買えるサービスを用意している証券会社もあります。
ただし、すべての会社の株を1株から買えるわけではありません。
手数料やルールも証券会社によって違います。
そのため、「少ないお金で株を始めたい」と思う場合は、証券会社の説明をよく確認する必要があります。
株は危ない?株式投資のリスクも知っておこう
株は、しくみを知らずに大きなお金を使うと危ないです。
でも、株そのものが悪いものというわけではありません。
包丁と同じです。
包丁は料理に使えば便利ですが、使い方を間違えると危ないですよね。
株も同じです。
しくみを知って、無理のない使い方をすれば、お金や会社、社会のことを学ぶきっかけになります。
でも、
「すぐにお金を増やしたい」
「よくわからないけど有名だから買う」
「SNSで話題だから買う」
「生活に必要なお金まで使う」
という買い方は危険です。
株は、お金が増える可能性もありますが、減る可能性もあるものです。
株初心者が気をつけたいこと
株を始める前に、特に大切な注意点をまとめます。
生活に必要なお金で株を買わない
株に使うお金は、しばらく使う予定のないお金にしましょう。
たとえば、次のようなお金を株に使うのは危険です。
-
家賃
-
食費
-
電気代や水道代
-
学費
-
病気やけがに備えるお金
-
近いうちに使う予定のお金
株は値段が下がることがあります。
必要なお金を株に使ってしまうと、困ったときにすぐ使えなくなることがあります。
ひとつの会社の株だけにお金を集めすぎない
たとえば、持っているお金を全部ひとつの会社の株に使ったとします。
もしその会社の調子が悪くなったら、自分のお金も大きく減ってしまうかもしれません。
だから、ひとつに集中しすぎないことが大切です。
たまごを全部ひとつのカゴに入れると、そのカゴを落としたときに全部割れてしまいます。
でも、いくつかのカゴに分けておけば、全部が割れる可能性は下がります。
株でも同じように、分けて持つ考え方が大切です。
よく知らない会社の株は買わない
株を買うときは、その会社が何をしている会社なのかを知ることが大切です。
たとえば、
-
何を売っている会社か
-
どんな人が使っている商品か
-
もうかっているのか
-
借金が多すぎないか
-
これからも必要とされそうか
こうしたことを少しずつ調べます。
よくわからない会社にお金を出すのは、知らない人にお金を預けるようなものです。
初心者ほど、自分が理解できる会社から学ぶ方が安心です。
有名な会社の株なら安心、とは限らない
有名な会社だからといって、株が必ず上がるわけではありません。
テレビCMでよく見る会社でも、株価が下がることはあります。
大きな会社でも、商品が売れなくなったり、世の中の流れが変わったりすれば、苦しくなることがあります。
「知っている会社」と「安心して買える会社」は、同じではありません。
ここは初心者が間違えやすいポイントです。
株主優待だけで株を選ばない
株を持っているともらえる商品や食事券は、たしかに楽しいです。
でも、それだけで株を買うのは注意が必要です。
たとえば、年に3,000円分の商品がもらえる株があったとします。
でも、その株の値段が3万円下がったらどうでしょうか。
商品をもらえても、全体では大きなマイナスです。
株主優待はおまけとして考えた方が安全です。
株は必ず儲かるものではない
株は、お金が増えることもあります。
でも、必ず増えるわけではありません。
むしろ、買ったあとに下がることも普通にあります。
「必ず上がる」
「これを買えば安心」
「みんなが買っているから大丈夫」
という考え方は危険です。
投資では、未来を完全に当てることはできません。
だからこそ、無理をしないことが大切です。
株と貯金の違いを初心者向けに比較
株と貯金は、同じ「お金」に関係するものですが、性質はかなり違います。
| 比べること | 貯金 | 株 |
|---|---|---|
| お金が減る可能性 | 基本的に小さい | ある |
| お金が大きく増える可能性 | 小さい | ある |
| 値段の動き | ほとんどない | 上がったり下がったりする |
| 向いているお金 | すぐ使うお金 | しばらく使わないお金 |
| 安心感 | 高め | 低め |
貯金は、すぐ使うお金を置いておく場所として向いています。
株は、しばらく使わないお金を使って、会社の成長に期待するものです。
そのため、生活に必要なお金はまず貯金で守ることが大切です。
株式投資を学ぶとニュースが少しわかるようになる
株を学ぶと、ニュースの見方が少し変わります。
たとえば、
「円安で会社の利益が増えました」
「物の値段が上がって会社の利益が減りました」
「新しい商品が人気で株価が上がりました」
「景気が悪くなりそうで株価が下がりました」
こうしたニュースが、少しずつ意味のあるものに見えてきます。
株はお金を増やすためだけのものではありません。
会社や社会のしくみを知るきっかけにもなります。
株初心者は何から始めればいい?
株に興味を持ったら、いきなり大きなお金を使う必要はありません。
まずは、次の順番で学ぶのがおすすめです。
1. 株とは何か、しくみを知る
まずは、今日の記事のように、
-
株とは何か
-
株を買うとどうなるのか
-
なぜ株価が動くのか
-
どんなリスクがあるのか
を知ることが大切です。
しくみを知らないまま始めると、株価が下がったときにあわててしまいます。
2. 身近な会社の株を調べてみる
次に、自分が知っている会社を調べてみましょう。
たとえば、
-
よく行くお店
-
よく買う食品の会社
-
スマホで使っているサービス
-
家にある電化製品の会社
-
家族が使っている車の会社
身近な会社を見ると、「会社ってこうやってお金を稼いでいるんだ」とわかりやすくなります。
3. 少額投資で値動きを体験する
実際に始める場合でも、最初から大きなお金を使う必要はありません。
少ない金額でも、株価が上がったり下がったりする感覚はわかります。
大切なのは、最初から大きく増やそうとしないことです。
まずは、学ぶつもりで少しずつ経験する方が安全です。
4. わからない株には手を出さない
株の世界には、むずかしい商品や聞きなれない言葉がたくさんあります。
わからないものを、わからないまま買うのは危険です。
「なんとなく儲かりそう」
「ネットで話題になっている」
「友だちが買っている」
という理由だけで決めないようにしましょう。
自分で説明できないものには、すぐにお金を出さないことが大切です。
株とは何かについてよくある質問
株とは簡単に言うと何ですか?
株とは、会社を応援するためにお金を出した人が持つものです。
株を買うと、その会社を少しだけ応援する人になります。
会社がうまくいけば、株価が上がったり、お金や商品をもらえたりすることがあります。
ただし、必ずそうなるわけではありません。
株を買うとはどういうことですか?
株を買うとは、会社を応援するためにお金を出すことです。
その代わりに、その会社の株を持つことになります。
株を持っている人は、その会社の応援メンバーのような立場になります。
株を買えば必ずお金が増えますか?
必ず増えるわけではありません。
株価は上がることもあれば、下がることもあります。
買ったときより安くなってしまうこともあります。
そのため、株には損をするリスクがあります。
株は子どもでもわかるように言うと何ですか?
株は、会社を応援するチケットのようなものです。
そのチケットを持っていると、会社がうまくいったときに、よいことがあるかもしれません。
でも、会社がうまくいかないと、そのチケットの価値が下がることもあります。
株はいくらから始められますか?
会社や買い方によって違います。
数千円から買える場合もありますし、もっと多くのお金が必要な場合もあります。
最近は1株から買えるサービスもありますが、証券会社によってルールや手数料が違います。
始める前に、公式サイトで確認しましょう。
株と貯金はどちらが安全ですか?
安全性を考えると、基本的には貯金の方が安心です。
株は値段が上がることもありますが、下がることもあります。
すぐに使うお金は貯金にしておき、株にはしばらく使わないお金を使うのが基本です。
株主優待がある株はお得ですか?
お得に見えることはあります。
でも、株価が下がれば、もらえる商品よりも大きく損をすることがあります。
株主優待だけで判断するのは注意が必要です。
有名な会社の株なら安心ですか?
有名な会社でも、株価が下がることはあります。
知っている会社だからといって、必ず安心とは言えません。
会社の状態や、これからも必要とされるかを考えることが大切です。
まとめ:株とは会社を応援するしくみ。でもリスクもある
株とは、会社を応援するためのものです。
株を買うと、その会社を少しだけ応援する人になります。
会社がうまくいけば、株価が上がったり、お金や商品をもらえたりすることがあります。
でも、会社がうまくいかなければ、株価が下がることもあります。
つまり株は、よい面もありますが、リスクもあるものです。
初心者に大切なのは、いきなり大きなお金を使わないことです。
まずは、株のしくみを知ること。
次に、身近な会社を調べてみること。
そして、生活に必要なお金は使わないこと。
株は「かんたんにお金が増える魔法」ではありません。
でも、正しく学べば、会社や社会、お金の流れを知るよいきっかけになります。
無理をせず、少しずつ学んでいきましょう。
免責文
この記事は、投資初心者向けに株の基本をわかりやすく説明したものです。特定の会社の株を買うことや売ることをすすめるものではありません。株にはお金が減るリスクがあります。実際に投資をする場合は、最新の情報を確認し、自分の判断と責任で行ってください。