せつこの兼業投資家日記

投資に関する解説(備忘録)

【2024年】REITの投資先分類

REIT(不動産投資信託)の投資先分類について

REITは投資家から集めた資金を、不動産の購入や修繕に充て、そこで得た収益を分配金として投資家に還元するというのが基本の流れです。

その中で、「どんな種類の不動産に投資するか」ということがREITによって決まっています。その分類を下記します。

 

1. オフィス
都心部や主要ビジネスエリアのオフィスビルが中心。安定した賃料収入を目指す。
景気動向や企業のオフィス需要の影響を受けやすい。


2. 商業施設
ショッピングモール、スーパー、飲食店が入る建物など。消費者の購買活動に依存。
景気の影響を受けやすいが、立地条件が良い物件は安定収入を見込みやすい。


3. 住宅
賃貸マンションやアパートが主。需要が安定しやすい。
他のセクターと比べてリスクは低めだが、リターンもやや控えめ。


4. 物流施設
物流センターや倉庫など、eコマースの拡大に伴い需要が増加。
高い需要を背景に成長が期待されるが、地域ごとの需給バランスが重要。


5. ホテル
ビジネスホテルやリゾートホテルが対象。観光需要やインバウンド需要に依存。
収益は季節性や景気に左右されやすい。


6. ヘルスケア施設
高齢者向け住宅や病院、介護施設など。少子高齢化社会に対応した分野。
安定性がある一方で、成長性は限定的。


7. 複合型(総合型)
複数の資産クラスに分散投資することでリスクを軽減。
特定の市場に依存せず、安定した運用を目指す。

 

色々なものをミックスしている複合型を除くと

ホテル>商業施設>オフィス>物流施設>住宅>ヘルスケア

の順に景気敏感度が高いです(個人の感想)

 

概ね景気敏感度と株価の上下幅はある程度は比例しますので

REITを購入する目的が株価の上昇によるキャピタルゲインを得るためであれば、ある程度景気敏感度の高いものを、安定的な分配金収入を求めるのであれば、景気敏感度の低いものを購入するのも良いかもしれません。

 

(2024/12/08)

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