こんにちは、せつこです。
今日は「J-REIT」ってなに?
ということで、投資初心者の方にも分かるように!
内容と、メリットデメリットをかいつまんで、説明していきます。
J-REITとは?
たくさんの投資家から集めたお金を使って
・マンション
・クリーンエネルギー(太陽光等)発電所
・会社のオフィス用のビル
・リゾートホテル
上記のような不動産を購入し、運用していきます。
そこで発生した儲けを、お金を出してくれた投資家の人たちに還元します。
という流れの投資商品になります。
ちなみに「REIT」は「リート」と読みます。
JはJapanから来ており、リート(元々は海外でできたもの)
日本バージョンということでJ(apan)-REITとなりました。
本格的に取引されるようになってから、まだ20年も経っていないので、比較的新しい投資商品と言えますね。
J-REITのメリットは?
①少額から不動産投資が行える
私たちが、個人で不動産投資を行うには、莫大な資金
あるいは、非常に多額の借金をする必要があります。
田舎にマンションを建てるだけでも、数千万~数億...
オフィスビルやホテルといった話になると、最早個人でどうこうできるレベルではないですね。
J-REITを使えば、たくさんの投資家や会社から資金を集めることができるので、一人一人の出せる金額が多くなくとも、オフィスやホテルにも投資することができます。
株式投資と違い、1口ずつ購入することができるため
数万円~十数万円程度で、大抵の商品を購入することができます。
②分配金の利回りが高い
理由は後述しますが、REITは株式や他の投資商品に比べ
比較的、分配金利回りの高い商品が多いです。
大抵の商品が、年利3%を上回り、高いものでは5%を超える商品も見受けられます。
※年利が高いほど、良い商品という訳ではないので、注意は必要です。
J-REITの特徴の一つと言えますね。
③流動性が高い
本来、不動産投資は非常に流動性が低いです。
(=買いたい時に買えない、売りたい時に売れない。)
従来の不動産投資であれば、数億でマンションを建てたものの
・何らかの理由で現金が必要になった
・投資判断を誤っていたため、売却して他の投資をしたくなった
といった際に、現金化できるまでが非常に遅いです。
時と場合によっては、買い手がつかず、現金化できない可能性すらあります。
これに対しREITの場合は、上場株式と同じように
全世界の人がリアルタイムで自由に売買しているため
買い手がつかないということは、基本的にありません。
現金化も数日中に可能です。
④投資先を分散させることができる
J-REITの価格も、世界(特に日本)の景気の影響を強く受けます。
その点では、株と同じように聞こえますが
上がる時期、下がる時期にはある程度のズレがあり
上昇幅、下落幅も一致しません。
株式や債権などと組み合わせることで、投資先の分散につながり
リスクを低減させることが可能です。
J-REITのデメリットは?
①災害などによるリスクがある
これは勿論、株式投資でも同じ話ですが
実際に不動産を建設し、そこに資金の大半を投入しているREITの場合
そのリスクがより顕著になります。
地震や津波など、大災害が発生した場合のリスクは
従来の株式に比べると、高いと言えるかもしれません。
また、今回の新型コロナウイルスの流行により
テレワークが増え、オフィスの空きが増えています。
オフィスビルに投資するREITであれば、マイナス要因になり得ます。
②分配金は配当控除が受けられない
・株式からの配当金
・REITからの分配金
どちらも同じように額面の金額に対して20.42%の税金が引かれます。
確定申告をすることで、税金の一部還付を受けることができます。
(年収1,000万超くらいある方は不可ですが。)
その際の確定申告において、株式からの配当金では
「配当控除」という制度が使用でき、より還付金額が大きくなります。
REITの場合は、こちらの制度は対象外になります。
ただし、還付の申告自体は可能です。
確定申告の際は注意が必要ですね。
※細かい計算は割愛します。また機会があれば記事にしてみます。
J-REITはどうやって買う?
基本的には、通常の株取引と全く同じ様に取引できます。
①証券会社に口座を作る
→できれば手数料の安いネット証券がオススメです。
②作った口座にお金を振り込む
③証券会社のHPやアプリで銘柄を調べて購入する。
といった流れになります。
既に株式投資をしたことがある人なら、何の手続きもなく、その場で購入可能です。
上にも書きましたが、株と違い
「1株ずつ」購入ができるため、少ない元手でも始められます。
REITはなぜ高配当なのか?
REITは利益の90%超を分配金として配ることを条件に
税金の大部分を免除されています。(租税特別措置法67条15項)
よって、通常の会社のように
「儲けが出たけど、景気が悪くなるかもだし、余剰資金は溜め込んでおこう!」
という事にならず、儲けの大半を分配金として放出します。
必然的に高配当になるわけですね。
J-REITはどんな人にオススメか?
①不動産投資を行いたいが、最初からまとまった資金を投下するのは抵抗がある人
あるいはまとまった資金を用意することが難しい人(私もです。)
②既に投資を行っており、投資先の分散に使いたい人
③高配当投資を行っている人
等々、様々な方にオススメできるかと思います。
逆に既に現物の不動産をお持ちの方ですと
優先度が下がるのかなという気もしますね。
終わりに
いかがでしょうか?
J-REITは中々魅力的な商品も多く
コロナ収束後のインバウンド需要を上手く享受できそうな銘柄も多数あります。
私自身は、投資先の分散の目的もあり
J-REITに120万、米国リートに50万ほど投資をしております。
今後も機を見て、少しずつ追加投資していければと思っています。
それでは、皆様も良い投資を!