初心者オススメ度⭐3 再現性⭐2 おもしろさ⭐5
恐らく日本で最も有名な個人投資家「cis(しす)」氏が初めて出した投資本📖
読み物としてすごく面白いです✨
もう3,4回は読みました😤笑
日本トップクラスの実力と知名度、資産額を持つcis氏の投資哲学やこれまでの半生などが書かれています。
ただしこの本の中に、具体的な銘柄であったり、どのようにして株を選ぶべきかなどという情報は入っておりません。(その理由も後記しますが)
株ってなんだろう?皆どういう風に選んでいるんだろう?
というような内容を知りたい、これから投資を始める人が最初に買う本ではないかもしれません。
既に一遍の知識があり投資手法に悩まれている方や、投資関係のおもしろい本が読みたい方などには是非オススメしたいです✨
CIS氏とは?
総資産220億円を持つ個人投資家。
天才的な相場観を持ち、短期の単発の売買で19億円を稼ぐことも。
(同じ人間だとは思えない。)
高校のころにはパチンコで200万を貯め、同じく20歳のころには2,000万あったそう。
ネットゲーム(UO)で全国1位になり、麻雀もプロ顔負けの実力を持つ。
要は物事の本質を理解する能力が非常に高く、本人が興味をもって取り組める対象であれば何をやらせても(スポーツは除く)トップになれる人と思われる。
一生遊んで暮らせる資産を持ちながらも、非常に大きい金額をトレードに投じているのも、とにかく相場が楽しいから。
個人投資家に絶大な影響力を持ち、氏がつぶやいた銘柄は一瞬で急騰したりする。
株の勝ち方について書かれている本は役に立たない
たとえその時点では有用な投資法があったとしても、本やネットなどでその情報が広く知られるようになる。
すると皆が同じ手法をするようになり、今度はその手法の先回りをしようとする人も多く出てくる。
その時点でその投資法は優位性を失うどころか、カモにされるだけになる。
以前、東証一部昇格投資という手法がありました。
(ここでは詳しくは書きませんが・・・)
その手法も書籍化やネットで広く知られるようになってからは一切機能しなくなってしまいました。
まさしく氏の言うような状況ですね💦
このあたりが、cis氏の本に具体的な投資方法が載っていない理由でもあります。
重要なのは勝率ではなくトータルの損益
勝率にこだわる意味は全くない。
1勝1円を99回繰り返しても、1敗△100円があればトータルではマイナス。
勝率99%ということにはなんの意味もない。
長い目で見て得となる可能性の高い売買を繰り返していくことが重要。
損しないことではなく、大きな損をしないこと
CIS氏が非常に重要視しているのが「損切り」
一回の売買で再起不能になってしまうほどの損を出さないこと。
自分の思う通りの展開にならなかったら一旦リセットすることが大事。
初心者が陥りやすいのがコツコツドカン。
利益確定を少額ずつ何回も積み上げていったものを、一回の大きいミスで全て失う。
目指すべきはその逆です。
損切りはコマメに、利益を伸ばせるときはできるだけ大きくなるまで伸ばすことです。
本能に克たねば相場には勝てない
誰しもが損をすることは怖いものです。
心理学において「プロスペクト理論」というものもあります。
人間は損を怖がる生き物です。
しかし皆が恐怖を感じているような時こそ、株価のミスプライスが起こり、儲けるためのチャンスが転がっているのも事実。
恐怖をコントロールし、冷静な判断をすることが大切です。
後記
いかがでしょうか❓
あくまで一部を抜粋し、紹介させてもらっただけですが、かなりハッと思わされるような部分も多いのではないでしょうか❓
私も心当たりありまくりというか、グサグサささりますね😂
投資というものに対する考え方。
相場というものの面白さ。
存分にかかれている一冊です📖
私のような弱小投資家がCIS氏のようになるのは夢のまた夢ですが、その知識、考え方の一端を拝借し、今後の投資に役立てていけばと思っております✨
それではみなさんも良い投資を🌵